SPIT(SPAM over IP Telephony)関連の話です。
IP電話はブロードバンド環境の整備に伴い、企業/家庭を問わず急速に普及しているが、その使いやすさからアナログ電話同様に自動広告通話やフィッシング詐欺(ビッシング:VoIP版フィッシング)といったSPITにさらされる可能性も大きくなってきた。
(中略)
VoIP SEALでは、人の電話とスパム生成ツールによる電話の判別を、対話プロセスで通話の相手が人か機械かを判断するチューニングテストによって行う。
「ビッシング」という言葉は、初めて聞きました。
電話を掛けた人が、音声版Captchaばりのテストを受けるということなんでしょうか。電話は急いでいるときに使うことが多いので、掛ける側は多少イラっとしますね。特定の発番からの着信では、テストを省略するなどの設定ができると便利そうです。
でも、思えばオレオレ詐欺でも発番を偽ったものがありました。発番偽装はかなり衝撃的でした。
少ないとはいえ、実際にSPITと考えられる迷惑電話が国内でも登場したことが確認されています。通信事業者・ISPのソフトバンクBB、NTTコミュニケーションズ、ニフティの3社では、IP電話からIP電話にかけた自動音声の迷惑通話が見つかっています。
もう始まっているんですね。